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zoom RSS イギリスの我が家-シェパートン(Shepperton)

<<   作成日時 : 2009/02/10 22:33   >>

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イギリス時代は、サリー州のシェパートンという街にずっと住んでいた。会社から自転車通勤可能な距離で、ロンドン直通電車の駅も泊まり、テムズ川も近く、空港からも車で30分という、素晴らしい町(というか村か、villageだから)。
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実は渡英する前には近郊のステインズという町に家を決めていたのだが、大家さんの気が変わったということで一方的に契約破棄。渡英後、再びゼロからの家探しと相成った。当初は一人で渡英したので、B&B暮らしをしながら2週間くらい家を探し続けた。ホテルとは違い、B&Bは普通のお家の余った部屋を貸している英国ならではの宿泊施設。まだ慣れない新しい仕事から帰るとなんとも言えずほっとする空気に癒される。お茶を出してくれたり家探しの相談に乗ってくれたり、他のお客さんとの会話もあったりと、おかげで最初の大変な時期を楽しく乗り切ることが出来た。日本人とわかると朝食にカップヌードルを用意してくれたり、就寝前にはいつもチョコレートを差し入れしてくれたりと、ちょっとした気遣いが嬉しかった。

気を取り直してネットで貸家を検索していると、最初はマークしていなかったシェパートンという街に、小さいながらもセンスのあるテラスハウス(いわゆる長屋、庭が少しついている)を発見。値段も良心的。なんとオーナーは同じ会社の社員で海外赴任中とのこと。その上隣のおばさんが親切で子供好き。これも縁と思い、他の人がつばをつける前に即決。3日後には入居できた。
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担当の不動産屋さんは夫婦でやっている小さい会社で、英国生活初めての私達に手取り足取り様々なアドバイスをしてくれて、助かった。足元を見る人が多い英国だが、良い会社に当たって本当にラッキーだった。リチャードは物静かでエンジニア上がりのおじさん。水漏れしたり、ドアが閉まらなくなったり、シャワーのホースが壊れたりしたときにすぐに(といっても英国では二日後くらいという意味)飛んできて直してくれる。いわく「築100年の家に住んでその味わいを楽しんでいるんだから、まあこのくらいは許してやってよ」。コンセントを抜いたら壁ごとはがれたりもするし、冬場にお湯が出なくなることもしょっちゅう…
配管を変えるときにはプラマー(配管工)を呼んでくれたのだけど、彼もまた高学歴で、会社に勤めたりビジネスコンサルタントもしていたらしい。まあこの国ではサラリーマンはそんなに儲からない稼業だから、見切りをつけて独立する人も多い(金融機関は別だけど、最近相当つぶれたからさすがにそうも行かなくなってるだろうし)。英国のお父さんはどこでも大工仕事や庭仕事はお手の物だから、配管工なんてもう趣味の延長みたいなものだろう。

我が家からテムズ川までは歩いて5分で、川沿いには休日にはよく旅行用ボートが止まっている。朝は釣りをする人も。ロンドン近郊で太くなったテムズ川もいいけど、のんびりした住宅街の川のほうが優雅でかつ生活感があって私は好きだった。
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